ロバートのふしぎなともだち
かばが、どこからともなく 自分の家に着いてきたらどうします?
あなたはうれしい?
小さいふつうのおとこの子 ロバートは
かばがだいすきだったから うれしいんです。
「ロバートのふしぎなともだち」
マーガレット・マヒー(ぶん)
スティーブン・ケロッグ(え)
うちだ りさこ(やく) ほるぷ出版
この物語を書いたマーヒーは
『足音がやってくる』 『めざめれば魔女』
『魔法使いのチョコレートケーキ』など多くの児童文学も
あり、魔女も出てきます。
「ロバートのふしぎなともだち」でも
居付くかばが 27匹になったとき お父さんは
電話帳で子ども専門の魔法使いを探します。
(魔法使いがきた時にはもう43匹になっていました)
その魔法使いは 薬を出してくれるのですが
「ただ、ちょっとまずいことがおこるかもね。このくすり、
かばにはきくけどさ・・・・・・」と言葉を残して行くのです。
さて、かばに気に入られたロバートは
かばが増えても、 あまり上品とはいえない
魔法使いにも、魔法使いのカバンから
不気味な虫やへびたちが出てきても、
とってもうれしそう。
そして 大騒ぎしているのは大人だけ。
ロバートは落ち着いて 状況を楽しんでいます。
常識にとらわれず 変化にとんだ状況を楽しめると
人生おもしろいんだろうなぁ。
子どもにはそういう才能があるんですよね。
私もここに出てくるお父さんやお母さんのように
間違いなく 常識にとらわれる
楽しめない大人になってるなぁ。
それにしても このロバートのお家、
かばが43匹庭に入れるくらいのすごい豪邸です。
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