ネコ横丁

ネコ横丁?
どんな横丁?

ネコ横丁
「ネコ横丁」 文化出版局
イブ・スパン・オルセン(作) 木村由利子(訳)


イブ・スパン・オルセンさんの絵が好きです。
リトグラフ(石版画)の柔らかい線とシンプルな色調が
とってもいい雰囲気を出しています。

ラウラとラッセは、大きなマンションにひっこしてきました。
「スカイ・ハイツ」という名前です。


名前の通り 空までそびえたつ岩山のようなマンションの横に
木造の建物がごちゃごちゃっとした 探検してみたくなるような
横丁があります。
そこがネコ横丁なのです。
マンションの上の窓から眺めていた 二人のきょうだいが
そのへんてこな場所で へんてこなお店のへんてこな人たちと・・・。

なさそうでありそうな不思議空間。
こういう場所があったら幸せな子ども時代だろうなぁ。

横丁。空き地。雑木林。
そういった 空想の広がるような場所が減ってしまって
全てが この絵本に出てくるようなマンションのようになってしまうと
淋しいですね。

子どもの頃 好きだった場所。
誰も入ってこない空き地があって
そこで 毎日子どもたちで 秘密基地を作っていたのを思い出します。
また どぶ川ですが、その下水溝のトンネルや橋の下。
神社の暗がり。
幼稚園には お墓があって その上の方の雑木林を登ると
確か小さな鳥居があったなぁ。
そうやって思い出すと 冒険がまだまだあったなぁ。

そんなワクワクを思い出します。

大人になってから行った幼稚園は回りが柵で囲われていて
園児が墓や雑木林で遊ぶことはできなくなっていたので
時代だなぁって思いました。

安全、明るさと引き換えに何か失っていますね。



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
ネコ横丁
    コメント(0)